家族葬/仏教系新宗教/北部斎場

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地域密着の小さな葬儀屋さんのいいところは、流れ作業的なやりとりにならないという事が大きいのではないでしょうか。組織的対応が必要な大規模葬の場合はそうはいかないでしょうし、ビジネスライクのやりとりのほうがいいという喪家もいらっしゃるでしょう。

施行後に、紹介社のソレイユの担当者石井さんから、喪主さんとこんな会話をさせていただきました、と報告を受けました。

　精算のために喪主さんの自宅に伺い、それが終わると、

『こんな泣いてちゃいけないわよね？』　
『涙が出るのだから泣いててください』　
『いいの？ 皆は頑張れっていうけど私には無理』　
『泣かない奥様をご主人はどう思うでしょう？ 私なら泣いてて欲しいです』　
『もう石井さんは来てくれないわよね？』
『ソレイユは来ませんが、石井は来ます』

こうしたと言葉が言えるところに、小さい葬儀屋さんの醍醐味があるのかもしれません。

ご相談者：義弟　（義兄は70代）

初回コンタクト時	葬儀の情報を収集しているという事で、神奈川区近辺で、費用を抑えて葬儀をする方法にはどうすればいいのか、という話から始まりました。直葬や家族葬を中心に、それぞれの費用概略、斎場の種類などを説明しました。一通り一般的な説明の後、相談できる社を紹介してほしいという事になります。この時点では匿名で、後でわかったところでは、ご相談者は故人の義弟さんでした。
葬儀社紹介	相談できる社ということで、費用的な相談（融通が利く）だけでなく、対応面においても、小さい会社の担当者ならではの密度の濃いやり取りができる社を紹介しました。
葬儀社とのコンタクト 概算見積書提出	当センターからの紹介後、ご相談者はすぐに電話にて葬儀社とコンタクトします。費用を抑える葬儀の仕方の概略説明を受けます。後日、直接面談において、直葬プランと家族葬プランを中心に、北部斎場と民間斎場で5種類ほど見積もりが作成されました。面談には、喪主になる、故人の奥様もいらしました。
搬送 ご安置 葬儀社決定	市内の病院から葬儀社提携の安置所に搬送されます。お通夜までの6日間、ここに安置されました。ご自宅での打ち合わせで正式に葬儀社決定。打合せのやり取りにおいて、待機日数が少なくてすみ、費用的にも抑えられるという事で、南部斎場も選択肢にあがりましたが、場所的にも近い、北部斎場での施行になりました。
本見積書提出	概算見積もりは、直葬プランや家族葬プランが提出されました。本見積もりも基本ベースは、直葬プランでしたが、実態は2日間にわたる葬儀になりました。祭壇も飾られましたが、祭壇部分は、ご相談者の同じ商店街の花屋さんに直接依頼されました。

この事例でのご葬儀までの流れ

時系列	経過ポイント	内容
14日前	初回コンタクト	お電話でのご相談。
	葬儀社紹介 葬儀社とのコンタクト	内容に合いそうな社の紹介。 ご相談者は、すぐに電話にて同社とコンタクト。 数日後、同社へ直接面談をしたい旨連絡がある。
6日前	概算見積書作成	ご相談者、対象者の奥様と、社の担当者が直接面談。詳細な説明とともに、5パターンの見積もりを作成。
ご逝去	ご逝去時点	病院にてご逝去。
同日	搬送	紹介葬儀社に連絡、搬送を依頼される。
	ご安置	同社の提携霊安室にご安置（６日間）。
	葬儀社決定 本見積書作成	ご安置の後、ご自宅にて打ち合わせ、正式に葬儀依頼。本見積り作成。
6/7日後	ご葬儀	お通夜/葬儀告別式・火葬。

施行内容（家族葬/仏教系新宗教/北部斎場）

規模/会葬者数	相談当初は直葬という選択肢も入っていましたが、2日間にわたる、お身内での葬儀になりました。家族葬:通夜16人、葬儀12人
宗教	当初、社の担当者と喪主さんとの打合せでは、お通夜は、ご拝顔とお線香、持ち込みのお食事をしてご散会。出棺当日は１時間のお式として、お焼香・旅支度・お花入れ・寺院の読経後に定刻の出棺を予定していました。ただ、実際は、通夜日は、「自分たちでお経をあげる」ということになり、１０分程度の読経がありました。同じく、出棺前に親族を中心としたお経がありました。葬儀社さんが手配した僧侶による、収骨中の読経もあったのですが、仏教系新宗教色の感じになりました。仏教系新宗教
斎場	ご逝去後の斎場空き状況を確認すると、待機日数が少なくてすみ、費用的にも抑えられるという事で、南部斎場も選択肢にあがりましたが、北部斎場での施行になりました。北部斎場
葬儀費用	2日間の葬儀でしたが、費用を極力抑えたいという希望により、葬儀社からは直葬プランをもとにしたもので形作られました。祭壇部分は、義弟さんの同じ商店街の花屋さんに直接依頼されました。お布施も含めた葬儀に関わる総額になります。約54万円
	北部斎場で執り行われた施行風景。

施行葬儀社：ソレイユ