南部斎場

横浜市の南部斎場は市営の火葬場併設の斎場ですので、出棺後の車での移動がなく、通夜から火葬まで1ヶ所で執り行うことができます。市民のための斎場で、価格も抑えられていますので、利用頻度も高く、かなり混み合い平日でも数日待たされる場合があります。式場予約は市民優先になり、市外の方も受付けますが、市民の方が火葬日の7日前からに対し、市外の方は火葬日の3日前からになり、実質上市外の方はこちらでのご葬儀が難しい状況です。よい葬儀にするために、南部斎場に精通した葬儀社を選ぶとよりよいでしょう。

南部斎場正面
式場は1階、2階に各1式場ずつあり、手前は2階式場に続く階段、後方は1階式場入口

南部斎場の基本情報まとめ

住所 横浜金沢区みず木町1番地
対応規模 1階式場はイス50席、2階はイス70席で、小規模な家族葬から一般葬迄の対応が可能です。
対応宗教 宗旨宗派問わず、利用が可能です。
費用 (下記に使用料別明記)
ご利用資格 市内料金で利用できるのは、ご対象者が横浜市民であることが必要です。お身内の方が横浜市民であっても、ご対象者が横浜市民でない場合には市外料金になります。
待ち日数目安 公営のため、他の式場を利用するよりも葬儀費用が抑えられることから利用希望者が多く、待たされる場合もあります。
予約・申し込み 斎場・火葬場の予約は基本的には葬儀社が行います。
死胎児、死産児の火葬の場合は葬儀社を通さずに予約して火葬して頂くことは可能ですが、斎場の職員による葬儀の手伝い等はありませんので、一般的な葬儀などを葬儀社を介さずに執り行うのは難しいかと思います。
また、ときどき、葬儀社のホームページの中に、横浜市南部斎場の専属葬儀社のような表現で予約・申し込みを受け付けているかのような記載があるのを見かけますが、横浜市南部斎場はどこの葬儀社に依頼しても利用できる斎場ですので、そのような専属の葬儀社は存在しません。

南部斎場のお勧めポイント

松本明子
葬儀相談員
松山悦子(斎場取材)

式場が1階、2階と上下になっているため、少々音を出しても大丈夫なのは大きなメリットです。建物も新しく綺麗で全館のバリアフリーには万全を期しています。その他火葬場併設なので移動が無く料金も安くあげられますが、山の中のため、車以外ですと少し不便なようです。

横浜市営の他の斎場同様、出棺後は式場に戻れないので、葬儀告別式に続けて初七日の法要が行なわれます。火葬中に精進落としに変わる食事会が行われますが、料理屋さんが近くにあるので火葬が終ってから、そちらに出向く方もいらっしゃるそうです。

斎場は建物手前が火葬場、奥が式場となります。式場は1階、2階に一つずつあります。1階式場はイス席50名、2階はイス席70名で、お清め所は1,2階共イス席48名、立食ですと100名程入ります。

親族控室は1階が6畳+3畳の和室、2階が21畳の和室になります。火葬中の控室として1階式場がお清め室、2階式場が親族控室をそれぞれ使用します。

仮眠宿泊はそれぞれの親族控室で4~5名様まで。(2階の和室は広いので10数人泊まることもできますが通常は5名様位までだそうです。)寝具、朝食等は各自が用意することになります。

シャワー等はありません

南部斎場の口コミ

斎場を実際に使用してみた感想

緑に囲まれた山合いに立地し、建物設備も新しく(それなりに年数は経っているとのことですが、とても新しい印象を受けました)他の方と行き会うこともなく、家族でゆっくり静かに見送ることができました。~サポート相談事例8より~

8人で使うには広すぎる大きな休憩室をご用意いただき、かえって申し訳ないくらいでしたが、おかげさまで、プライベートな家族の時間をゆっくり過ごせてよかったです。~サポート相談事例6より~

環境もよく、満足しております。~サポート相談事例3より~

この斎場を選んだ理由

近隣の複数の斎場の中で、最も早い日に予約できたため。~サポート相談事例8より~

公営(戸塚を希望しましたが日程が合いませんでしたので。~サポート相談事例7より~

社に勧めていただいたため。(家族葬で見送れるスペースを重視。~サポート相談事例3より~

南部斎場における、すべての口コミおよび、サポート相談事例、葬儀費用プランについては、下記のリンクよりご覧いただけます。

南部斎場の詳細情報まとめ

式場 1階式場:イス50席
2階式場:イス70席
エントランス 式場棟の1階、2階ホールのエントランスは明るく広い空間を有していますが、受付やご会葬の方々の待合所としてだけではなく、通夜のお清め所用としても利用されています。
食事 お清め:1階、2階共イス48席(立食の場合は100名程度)
精進落とし(会食):待合室を使い、火葬中に召し上がります。
他の式場で葬儀を行い、火葬で南部斎場を利用する場合は、火葬中に会食をすることも出来ますし、葬儀を行った式場へ戻って会食をする場合もあります。
また、近隣の料理屋さんなどを利用する場合は、ご遺骨の持ち込み可能な料理屋さんを選ぶと安心です。
宿泊 親族控室にて可能です。
1階(6畳+3畳に4~5名様まで、2階21畳は十数人泊ることもできますが、通常は5名様くらいまで)
シャワー室等はありません。寝具・朝食等は各自でご用意ください
安置設備 ありません
駐車場 あり。74台。
休場日 1月1日、2日及び市長の定める日。ただし、友引の日については、市営4斎場を輪番で1斎場開場。
費用 1階、2階式場 
それぞれ
50,000円(市内居住者)
75,000円(市外居住者)
火葬料 12,000円(市内居住者)
50,000円(市外居住者)
休憩室(20名用) 2,500円(市内居住者)
3,750円(市外居住者)
休憩室(40名用) 5,000円(市内居住者)
7,500円(市外居住者)

直葬(火葬のみでの葬儀)でご利用の場合

利用資格 故人の住民票が横浜市にある場合、市民扱いが適用になります。市外の方も受付ますが、火葬の場合、市外の方は3日前からの予約になるため、実質上市外の方はご利用が難しい状況です。
お別れの場 告別室にて、花入れや読経を含めて10分以内でお願いします、とのことです。
食事 直葬での葬儀で会食を希望する方もいらっしゃいます。
斎場で食事をする場合は、休憩室を使い、火葬中に召し上がります。
斎場ではなく、近隣の料理屋さんなどで会食をする場合は、ご遺骨を持って入れる料理屋さんを選ぶと安心です。
待ち日数目安 利用希望者が多い斎場ですので、火葬のみでも4~5日待たされることがあります。

南部斎場 施設写真

南部斎場:正面玄関
式場手前にある火葬場正面玄関
エントランスホール、告別ホールへと続きます
南部斎場:トンネル
トンネルのみず木隧道を抜けると視界が一気に広がり、南部斎場の建物だけが目前に迫ってくるようです
南部斎場:標識
南部斎場専用道路入口に建つ標識
直線道路を5~6分行くとみず木隧道の入口になります

南部斎場へのアクセス

交通アクセス:
●京浜急行「金沢八景」駅下車、国道16号に出て右手の三井住友銀行前に神奈川中央交通のバス停があります。大船駅行、庄戸行、上郷ネオポリス行のいずれかに乗車し、「隧道東口」で下車、徒歩10分
●タクシーの場合は京浜急行「金沢文庫駅」西口からの方が便利です。