一般葬/仏式/妙蓮寺斎場
- 事前の相談
- 事後の相談
ご相談対応レポート、2013年3月
- ご相談対応
- 松本明子
まだ深刻な状況ではなく、お時間に余裕のある時期からのご相談でした。ご相談フォームにお書きいただいたことに加えてセンターから質問をさせていただきましたが、ご返信いただいたご回答はとても詳細にお書きいただいていました。
サポートを進めている間にも、見積の依頼や葬儀社とコンタクトをとる手順や、お寺の斎場では他宗派の葬儀でも使用できるのかなど、新たに浮かび上がってきた疑問についてひとつひとつご質問をいただき、その都度疑問を解消されていかれました。
センターとのやりとりでご信頼をいただき、将来、叔母様のご葬儀もご相談者様のご家族で出すことになると思うのでと、改めて叔母様のご葬儀についても含めた事前のご相談という流れになり、状況、条件、ご要望の異なる2種類のご葬儀での葬儀社ご紹介となりました。
概算のお見積書をお渡しし、一通りご納得された上で、ご相談者様より「万が一の時にはよろしくお願いします」とご連絡をいただきました。
最後のやりとりから1年3カ月ほどたったころ、お父様のご容態が思わしくなく、ご心配な状況になられたとのご連絡をいただきました。ご家族と具体的なご検討を始められたとのことで、ご葬儀のことが間近になって改めて浮かび上がってきたご葬儀当日の現金準備のことや、万が一の際の連絡方法などのお問い合わせをいただきました。一通りご説明をさせていただいた後のご返信には、「相談ができて良かった」と書いてくださり、私の方も、ご葬儀を前に、ひとまず安心いたしました。
ご葬儀では告別式に立ち会わせていただきました。ご葬儀前の慌ただしいお時間に、ご相談者である三男様をはじめ、ご家族皆様がそれぞれにご挨拶をしてくださり、皆様からそれぞれに「良い葬儀社を紹介しくれてありがとうございました。安心してお任せしています」とお話しいただきました。
ご相談者:三男(お父様は80代後半)
初回コンタクト時 | ほぼ寝たきりのお父様をご自宅で介護されているが、お食事をほとんど取られなくなり、年齢的に考えても、もしもの時の準備が必要だと思われた まだ深刻な状態ではない時でしたので、もしものときに慌てないように複数社を紹介してもらい検討したいとのご要望がありました。 特に気にされていたのはご会葬に来られる方の負担を軽減したいということでした。駅から近い斎場など、アクセスが良い場所ということを第一にお考えになられていました。 |
---|---|
葬儀社紹介 概算見積書提出 | ご葬儀については初めてとのことでしたので、まず、この時点でのご要望をお聞きし整理したうえで、駅の近くに自社斎場を持つ社と、自社斎場は持っていないけれど、ご希望の地域で多くの施行実績のある社の2社をご紹介し、検討材料として、概算のお見積書を提出しました。 |
葬儀社決定 | 最初にご相談をいただいてから一年と少し経った頃、お父様のご容態が思わしくない状態になられたとのことで、その後に浮かび上がってきたご質問などを含めてメールでごお問い合わせをいただきました。この時点で、東照寺会館を第一候補に挙げられ、以前ご紹介した社のうち、東照寺会館の提案をしていた社をお選びになりました。 |
葬儀社とのコンタクト | 葬儀社との初コンタクトはご逝去の時点で、直接葬儀社へご連絡されました。 |
搬送 ご安置 | 病院から、葬儀社さんの保有する安置施設へご搬送・ご安置をいたしました。 |
本見積書提出 | 日程の都合で妙蓮寺斎場に変更になった以外の部分は、ほぼ事前見積もりがベースになっています。 |
時系列 | 経過ポイント | 内容 |
455日前 | 初回コンタクト | ご相談フォームよりメールでのお問い合わせ |
---|---|---|
ご要望の詳細について整理と確認。初回お問い合わせの後、追加のご質問・ご回答で数回のやり取り。 | ||
453日前 | 葬儀社紹介 概算見積書作成 | 2社のご紹介と合わせて概算見積書を提出 |
紹介社と概算見積もりの検討。この時点で、どちらの社にする決定はされませんでしたが、センターに対して「万が一の時にはよろしくお願いします」となりました。 | ||
7/6日前 | 葬儀社決定 | 再度電話にて、コンタクト。その後メールでのやり取りを通して、希望斎場の決定と共に、依頼予定の葬儀社を決定。 |
ご逝去 | ご逝去時点 | 夜間 |
同日 | 葬儀社とのコンタクト | ご逝去の時点で、決めていた葬儀社へ直接のご連絡 |
搬送ご安置 | 依頼葬儀社が病院へお迎えにいき、葬儀社の安置所にてご安置 | |
1日後 | 本見積書作成 | 内容詳細を決定し、本見積書を作成 |
4/5日後 | ご葬儀 | お通夜/告別式・火葬 |
施行内容(一般葬/仏式/妙蓮寺斎場)
規模/会葬者数 | 事前の段階からご兄弟で話し合われ、ご子息の会社関係の方のご会葬はご遠慮いただき、お父様と親しかった方や近隣でお世話になった方などのごく親しい方に来ていただくという方向にお決めになっていました。一般葬:通夜40人、告別30人 |
---|---|
宗教 | ご相談当初に、今検討している寺院を菩提寺にするとお考えになられていました。ご葬儀にはその寺院の僧侶にきていただきました。仏式 |
斎場 | 第一希望だった東照寺会館は残念ながら希望日に予約がはいっており、火葬場の日程などを考慮して第二希望であった妙蓮寺斎場に変更になりました。第一斎場の使用です。妙蓮寺斎場 |
葬儀費用 | ご会葬の方の交通の便を考慮して斎場をお選びになられたことやお料理なども足りなくなりよりはと多めにご注文されました。(宗教者謝礼・供花を除くすべての費用)約174万円 |
立会い記録(妙蓮寺斎場・葬儀事例)
- 葬儀相談員
- 松本明子(斎場取材)
2013年3月、横浜の妙蓮寺斎場 第一斎場での葬儀・告別式に立会いました。
ご相談の際にセンターとの窓口になられたのは三男様で、センターからの回答について、その都度ご家族でお話し合いをして詳細をお決めになられたそうです。
式場に到着すると、ご親族やご会葬の方々のご対応に忙しい中、喪主の奥様、ご兄弟それぞれがわざわざご挨拶に来てくださいました。
皆様、口をそろえたかのようにご紹介社について「本当に良い葬儀社を紹介していただいてありがとうございました。安心してお任せしています」とお話しいただきました。
ご相談の時点で、なにより一番気にされていたことが、ご会葬に来られる方の交通の便でした。駅から近く、交通の便がいいところの斎場を第一にご希望されていたので、駅を出て目の前に建つ妙蓮寺斎場は遠方から来られる方でもすぐにわかる斎場なのでご会葬に来られる方にとっても、とても来やすい斎場だったと思います。
- ご家族でお選びになった生花祭壇
また、ご会葬の方の事を第一にお考えになられていたというのは、お料理や返礼品のご注文にも表れていました。
お通夜のお清めで、途中で少し追加をした方がいいかもしれないという状況になり、葬儀社さんが「セットではなく、お寿司だけ追加をしましょうか?」とお尋ねすると、「足りないよりは余るくらいの方がいいので、セットで追加してください」とおっしゃられたそうです。
ご会葬に来ていただいた方にお渡しする返礼品については、お通夜、告別式の両日来られる方のために、2日間、別々のお品物をご用意されました。
告別式の日は、みごとな晴天で雲ひとつない青空が広がっていましたが、前日の夜はものすごい強風が吹き荒れた日でした。
ご遺族とお話しをさせていただいたときに「遠方から来られる方もいらっしゃったので、電車がと止まったりしないだろうか、皆様は無事に家に帰れただろうかと心配していました」とお話しになり、ご会葬に来ていただいた方へのご配慮がうかがえました。
- 御焼香風景
第一にご希望をされていた東照寺会館は残念ながら先に予約がはいっていたため、第二希望の妙蓮寺斎場でのご葬儀になりましたが、妙蓮寺斎場は、斎場入口の受付部分にもガラスの扉があるので、お通夜の日の強風でも受付が難なく行えたので結果的にはよかったのかもしれないと葬儀社の担当者が言っていました。
ご会葬については、ご家族で話し合われた上で、ご子息の仕事関係の方はご遠慮願い、故人様やご家族様とごく親しい方に来ていただくようにします、と事前にお話しされていたとおり、ご親族やご親交の深い方のみでの温かいご葬儀で、ご出棺の前のお花入れの儀では、お棺にお花を手向けながら、皆様お別れを惜しむように涙を目に溜めていらっしゃいました。
施行後の、ご相談者からのアンケート
妙蓮寺斎場とサポート相談事例
妙蓮寺斎場の斎場説明は 妙蓮寺斎場 へ