横浜市[仏式]での葬儀サポート相談事例

ご本人様がお元気なころに、自分の葬儀は山水閣で行いたいとおっしゃっていたとのことで、山水閣で葬儀を行うことを第一優先にされていらっしゃいました。

横浜市の方が川崎市営斎場を利用したい場合、使用料が市外料金になるだけでなく、式場などの予約についても川崎市の方が優先されるため、市外の方は思うような日程で式場を予約することが困難になる場合があります。（かわさき南部斎苑）

費用や場所、内容など、ご要望をお知らせいただき、整理していくと、全てのご要望に沿うということが難しくなる場合があります。 この度の事例では、希望する場所があり、費用はなるべく抑えたいというご要望から、公営の式場を希望されていましたが、そこは導師用の控室が無く、菩提寺のご住職に来ていただくには不便がありました。

ご葬儀後のアンケートで、「具体的な葬儀社を紹介するにあたっての基本質問事項に住所地があったのにもかかわらず、別の地域の葬儀社を第一に紹介され、二番目に今回利用した会社が紹介されたこと。紹介順位は利用者にとって大切な決定時の要素で、公平に紹介してほしいと感じた。（特にサービスや利用者アンケートポイントに差がないなら）」とのご指摘をいただきました。（火葬は久保山斎場）

今回の事例では、斎場の第一希望は、あまり待ち日数がないようなら北部斎場が良いというものでした。市民の方へも、公営斎場は待ち日数がある、という情報が浸透してきているようで、こうした希望の仕方をする人も全体的には多くはありませんが、増えてきている傾向ではあります。

病院でお亡くなりになられた場合、病院からもらう葬儀社のリストなどから葬儀社を選ぶこともできますが（この場合には、葬儀社の内容まで把握して選ぶことは困難ですが）、この事例では、ご自宅での急なご逝去で、葬儀社の情報もなく、どのように探したらよいのかもわからないという状況の中でセンターにご相談されました。

ご家族のみでのお見送りでは人数、式場の広さ、ご家族のお気持等から往々にしてどこか一抹の寂しさが感じられることがありますが、今回立ち会いでお伺いしたご家族の場合は、こぢんまりした中にもゆったりした空間がある式場の雰囲気にぴったり収まった感のあるご葬儀でした。

会葬者は年配の方が多いので、どういう斎場がいいのか、一日葬というのがあるらしいが、どういうものか、その注意点、菩提寺さんとのやりとりのこと、また、ご対象者はゴルフが好きだったので何かできないか等、最初の相談の内容です。

センターで推薦できる社を絞って1社ご紹介をとのことで、ご相談の当初は会葬者数的にも大手を頭に描いていましたが、お話しをおうかがいしていく中で、葬儀社さんの大小よりもむしろベテラン担当者が采配をふるい、臨機応変に融通が利く葬儀社の方を推薦させていただきました。

まだ深刻な状況ではなく、お時間に余裕のある時期からのご相談でした。ご相談フォームにお書きいただいたことに加えてセンターから質問をさせていただきましたが、ご返信いただいたご回答はとても詳細にお書きいただいていました。